信頼される「CSR企業ランキング」【製造業編】 製造業でも平均女性管理職比率が増加傾向

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その他製品での1位は大日本印刷(549.1)。新型コロナ禍では、自社製のフェイスシールドや飛沫防護ボードなど1万点を医療・行政・教育機関に寄贈。休校などが続いた小中学校には、自社の教育ICTサービスを無償提供し、VRやデジタルアーカイブ等の自社技術を活用したオンライン教材を無料公開するなど、幅広い支援を実施した。

2位は凸版印刷(537.9)。顧客の製品パッケージの脱プラスチックなどを支援する「サステナブルパッケージソリューション」を展開。2021年度の環境関連ビジネスの売上高は7818億円に上る。

3位のヤマハ(521.6)は、誰でも自由に弾けるストリートピアノ「LovePiano」を駅などの施設に貸し出し、調律や技術サポートも提供している。

以下、4位バンダイナムコホールディングス(510.9)、5位アシックス(506.4)、6位オカムラ(504.9)と続く。

製造業でも女性登用を推進する企業が増加

製造業は、女性管理職比率などの女性活躍に関する指標や、在宅勤務制度などの柔軟な働き方の導入などで非製造業に見劣りする傾向があった。しかし、近年は女性登用などを推進する企業も増えている。

『CSR企業白書』2023年版(東洋経済新報社)。書影をクリックすると東洋経済STOREのサイトにジャンプします

実際、製造業の平均女性管理職比率は2019年4.7%から2022年6.0%に上昇している(『CSR企業白書』2020年版、2023年版)。比較的規模の小さい企業でも、人材活用に本腰を入れて取り組み始めた企業が増えている印象だ。

各業種のトップ企業の間でも、総合順位を見るとやや傾向に差がある。ただ、業種による取り組み範囲の差などを考慮すれば、本ランキングのトップ各社は業界を代表するCSR・サステナビリティの先進企業といえる。

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