系列のノウハウが生きた「フェアトレードコーヒー」
ドリンクはホットコーヒーを選びました。フェアトレードコーヒーを使用していることが、看板にも紙コップホルダーにも記載されています。
フェアトレードコーヒーとは、適正な値段で途上国から輸入したコーヒー豆を指します。SDGsや人道的観点で考えればフェアトレードに越したことはないのでしょうが、それ以外のコーヒーと比べてどうしても値段が高くなるため、フェアトレードコーヒーを看板にかかげているカフェチェーンはめったに見かけません。
ゼンショー系列のカフェチェーン「モリバコーヒー」は、フェアトレードコーヒーを使用しているにもかかわらず、安価でコーヒーを販売している、めったに見かけない店のうちの1つなのですが、ゼンショーならではの直接かつ大量に買い付けできる資本力と、(SDGsにも配慮しつつの)薄利多売のノウハウが「ゼッテリア」にも生かされているようで、うれしい限りです。
味もハンバーガーチェーンのコーヒーとは思えないほど本格的で、コーヒーを飲むためだけに、この店を訪れてもいいぐらいのレベルの高さです。「バーガーにプラス100円でこれが飲めるのはすごい」と、軽い感動を覚えました。
朝だけでなく、昼も夜も同じコーヒーが出てくるとは思うのですが、とくに朝に飲みたい、目覚めの一杯にぴったりな爽やかさで、香りもよく、苦さは控えめ。ほんのりした酸味があり、おしゃれなサードウェーブコーヒー店で出てくるような、フルーティーな味わいでした。
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