「転職サイトCM」をテレビで多く見かける納得事情 求人情報関連の放送回数は過去最多を記録
ハイクラス転職のCM出稿時間帯を見ると、ビジネスパーソンの在宅時間を狙った20時以降が目立つ。20時台2597回、21時台2421回、22時台2399回、23時台3511回。いずれの時間帯も前年の約2倍に増えている。24時以降の深夜帯となると3000〜5000回とさらに増えている。
リクルートの「リクルートダイレクト」は19時〜22時台のAタイムを狙った出稿が多い。就寝前の隙間時間である深夜帯に多くオンエアするなど、各社の広告戦略の違いがある。
転職をポジティブにとらえる傾向も
6年ぶりにブランドコンセプトを、「いい未来は探せる。」と刷新した「Indeed」。Indeed Japanのマーケティング本部シニアディレクターの田尻祥一氏は次のように語る。
「終身雇用が当たり前ではなくなりつつある中で、自分のキャリアを見つめなおす機会が増えている。6月に公表した、『転職に関する5カ国比較調査』で、日本は他国(アメリカ、イギリス、ドイツ、韓国)と比べ、転職動機で、現状の職場に不満という回答が目立った。
しかし今後は転職をポジティブにとらえるデータもあり、今変わり目にいると感じている。日本人が転職に期待することは給与に次いで、『やりがいを感じたい』が2位になるなど前向きな回答が上位を占めた。人々の仕事に対する価値観やライフスタイルが多様化する中、新たな仕事や働き方、人生を見つけるために転職を選択する人も増えるだろう」
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