市販品の350㎖缶でビールとハイボールのカロリー比較をしてみましょう。
糖質を含むけれどアルコール度数5%のビールと、糖質ゼロでもアルコール度数7%のハイボールを比べると、アルコール度数が高いハイボールのほうが高カロリーです。
市販品だけではなく、アルコール度数48%のウイスキー1:炭酸水4の比率で割って自作しても、ハイボールのエネルギー量は100㎖当たり47㎉で、同量のビールの39㎉を上回ります。
このように、アルコール度数7%のハイボール350㎖缶のエネルギー量は、コンビニのおにぎり1個分(約170㎉)と同程度。糖質ゼロだからといって、決して太らないとはいえないのです。
お酒は“4度目の食事”と考える
太らない飲み方のために、糖質よりも“純アルコール量”に注目するようにしましょう。純アルコール量は、アルコール度数とお酒の量から算出することができます。
例えば、アルコール度数12%赤ワインをグラス2杯(250㎖)分飲む場合、純アルコール量は12%×250㎖×0.8÷100=24gと算出できます(※0.8は比重)。
ちなみに、純アルコール量1gで約7.1㎉なので、赤ワインをグラス2杯のエネルギー量は24g×7.1㎉=170.4㎉になります。
このように算出してみると、飲み会でビール(500㎖)1杯とハイボール2杯、日本酒おちょこ3杯分飲んだ場合の総カロリーは632㎉。ドリンクだけで、お弁当1個分に相当するカロリーになるのです。加えて高カロリーなおつまみをたくさん食べれば、脂肪が増えるのも当然です。
“お酒は4度目の食事”と考えるべきで、飲み会が事前にわかっている場合は、前日の食事量を減らしたり、翌日の朝食で主食を抜いたりする(朝食自体を抜くことはおすすめしません)などで調整するとよいでしょう。
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