人間性は無関係?「出世する人」ランキング 外資系でも日系でも、こんな人が勝ち上がる

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ムチャぶりをされた部下としては、最初は上司のことを呪いますが、数年後、恐ろしく力がついている自分に気づくと、その上司を尊敬し、感謝したりすることも。

ただし、いまいましい記憶もしっかり残っているので、後々、上司を蹴落とそうと頑張ります。

イケてる上司の皆様方には、ストレッチもほどほどにして、明智光秀を育てないよう気をつけてほしいものです。

嫌な奴だが、正しい……

第1位:部下を切れる上司

私、思うんですよね……。ダメなやつは何をやってもダメなのよ

適当にやって、成長する意識もなく、働いたら負けだと言わんばかりの人は、外資には向いていません。

できる上司は、部下を育てることもできますが、同時に部下を切ることもできます。切られる部下は、もちろん、成長意識がない、モチベーションが低い人物も含まれます。

ですが、ここでは上記で言ったような「部署の方向性に必要な能力」
伸ばすことができない人材も含まれてくるのです。

こういった部下は、いわば「向いていない仕事」をさせられているわけで、部署の足も引っ張りますし、本人にとって不幸です。

できる上司は、こういう部下に対しては仕事ぶりをしばらく観察して、仕事内容を変えたり、場合によっては部署変更を人事に申し出ます。

外資系であってもできる上司ほど、人を簡単にはクビにしません。ですが、見切る速度は人一倍速いのです。見切られないよう、部下は必死に上司を追いかけるのかもしれません。

さてはて、2回にわたってお伝えさせていただいた外資系クソ上司、デキ上司、いかがだったでしょうか。

日系企業と外資系企業いずれであっても、できる上司は、スーパーパーフェクトな人格者である必要はありません。

ただひとつ言えることは、上司たる者、つねに部下の観察を怠ってはいけません。なぜなら部下も上司をつねに観察しているからです。

どんな上司でも、

「こいつは人間的にはクソだが、言ってることは間違っていない」

と部下に感じさせれば、それができる上司なのかもしれません。
といったところで今日は失礼します☆
 

ずんずん キャリア・人間関係コーチ、コラムニスト

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ずんずん / zunzun

元外資系OL。大学卒業後、埼玉県にある日系事業会社に就職。激務の果てに「死ぬ前に丸の内OLになりたい」と転職活動を開始し、外資系投資銀行に採用される。さらにシンガポールの世界的IT系企業で働いたのち、帰国。著書にコミックエッセイ『外資系はつらいよ OLずんずんが見た資本主義帝国♪の全貌』『外資系OLは見た!世界一タフな職場を生き抜く人たちの仕事の習慣』(ともにKADOKAWA)『エリートに負けない仕事術』(大和書房)がある。

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