肩こりがキツすぎる人を助ける2大解消法の効果 常に体に力が入ってしまう姿勢の常態化に注意

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そうすると前に傾いた頭を支えるために「肩こり筋」とも呼ばれる肩甲挙筋が過剰に働き、こりや痛みが生じます。本来、肩甲挙筋は、首を回すときにだけ使うもの。肩甲挙筋は首の骨(頸椎1~4番)に付いているので、酷使されて硬くなると首がますます動かしにくくなり、首の位置もずれます。

症状改善には、普段から首をよく回したり、頭が背骨の真上に乗るように姿勢を正したり、肩甲骨のあいだにカイロを貼って温めたりするのも有効です。

② 普段から肩をすくめて僧帽筋を酷使

首の付け根側面にこりや痛みを感じるようでしたら、こちらのタイプの肩こりでしょう。歯をかみしめたときに、歯ぐきが浮いているような独特の違和感があります。多忙で時間に追われている人が多く、つねに考えていたり緊張していたりしがちで、なかなかリラックスできません。

頭やあごが前に出た姿勢が危ない

体に力が入っているので、肩がすくんだり、いかり肩になったりしやすく、何もしていなくても疲労が溜まりやすい傾向が。リュックやショルダーバッグのストラップでも肩に痛みが生じ、重いコートやジャケットなども負担に感じます。

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悪化すると、腕が上がらなくなったり、だるくなったりして、細かい手作業も困難に。やがて頭痛や歯ぎしり、食いしばりが生じることも……。

原因は、頭やあごが前に出た姿勢にあります。お腹のインナーマッスルが弱いと、本来は長時間使える筋肉ではないアウターマッスルの僧帽筋で頭を支えたり腕を動かしたりするようになるため、疲労困憊状態に。こうして酷使され緊張して縮こまった僧帽筋に、こりや痛みが生じるのです。

同じ姿勢が続いたときは、立ち上がったり歩き回ったりしましょう。寝るときは体を丸めて胎児のポーズをとると、全身の力が抜けやすくなります。バッグなどを肩がけするなら、荷物部分を背中側に回すのがおすすめです。

今村 匡子 あさひ整骨院日本橋浜町院院長

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いまむら きょうこ / Kyoko Imamura

柔道整復師、鍼灸師。大阪府生まれ。陸上競技(中距離走)でのケガに苦しんだ中学生のころに体のメンテナンスに関心を持ち、さまざまなボディケアを学ぶように。21歳より整骨院でのキャリアをスタートし、高齢者の術後リハビリに勤しむなか痛みやこりを生じにくくする体の使い方を模索。 28歳からはビジネスパーソンの姿勢改善や不調緩和を施術のメイン とし、痛みやこりが消えるだけでなく、なぜかやせると評判に。モデルやアスリートの顧客が増える。32歳からは女性の体形改善や産後ケアに特化した現職に。自身の妊娠・出産経験を活かし、年間産後ケア人数は6000人を超える。

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