つらい痛みや不調の原因部位がわかる
痛みや不調の多くは原因を特定できないケースが散見され、それが治療を難しくしています。私は慢性的な痛みや不調を抱える患者さんたちの筋肉のこわばりやゆるみに着目し、それが症状を起こす原因になっていることを確認してきました。そのこわばり筋は、筋肉や関節に動きに関して専門的な知識がないとなかなか見つけるのが難しいのですが「こわばり筋ほぐし」をお伝えする際には、誰でも見つけられる方法をお伝えしています。
それが「うまくできない動作」です。
高いところにあるものを取る、立ったまま前屈する、イスに腰かけたまま後ろを振り返る、……以前は確かにできたはずのことが、うまくできない。これは体を大きく動かさないことで、どこかの筋肉がこわばり、それが邪魔をして体が動かなくなったということです。
試しに両腕を真上に上げてみてください。これができたら、とても優秀。
来院される方のほとんどは、腕が前のほうにしか上がりません。これは、肩が本来動くはずのところまで動かなくなったからです。肩甲骨と肩甲骨のあいだにある菱形筋や胸の筋肉などが、こわばり筋になっています。
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