顧客の「保留」を呑むお人好し営業は商機を逃す 契約から遠ざかる「言い訳」には納得せず切り返す
営業マンの切り返す技術
営業マンは「媚び」ではなく「商品」を売らなければなりません。お客様の契約から遠ざかる発言には納得せず、徹底的に切り返すべきです。そこで、お客様の言い訳を切り返す技術をご紹介します。
なお、トークについては、あなたが扱う商品や、お客様のセリフによってアレンジが必要ですが、「切り返しの型」は共通です。それが、この3ステップです。
これが自分のHP(体力)を削らずにお客様のHPを削れる、とっておきの型です。以下、解説していきます。
①最後まで共感
たとえば、カップルのケンカが悪化するのは、相手の話を聞かずに口を挟むからです。
「アンタがああだから、こうなったんでしょ、だって……」
「いや、そんなん全然違うやん。それはあのとき、お前がこうしたから俺は……」
「はあー? 私のせいだって言うの。アンタっていつもそうよね、私が……」
「お前こそ……」
こうして言い争いが泥沼化していきます。お互いが相手の話を自分の話でさえぎって、受け止めようともしていません。経験がある人も多いでしょう。
同様に営業マンも、お客様が考えたい理由を言ったそばから、共感もせずに
「では、月にいくらなら払えますか?」
「で、誰に相談したいと思われていますか?」
「他社って、ちなみにどこと検討されるんですか?」
このように問い詰めるから契約が遠ざかるのです。切り返しをする9割の営業マンは、この失敗パターンだと思ってください。
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