歴代バチェラーと比べると弱いスペック
これほど低空飛行から始まったバチェラーシリーズはなかったかもしれません。最新作「バチェラー・ジャパン」シーズン5は、前回に続いて主役が関連番組の参加者という同じパターンで、しかも誰もが納得するバチェラー像とは少々離れた人選です。見始める前から「何か違う」と思わせがちでしたが、ふたを開けてみれば、8月24日の最終回(10話)の配信以降、歴代トップクラスの好評価を得ています。
では、なぜ巻き返すことができたのでしょうか。理由は大きく3つあると思います。まずその1つ目は、意味のあるマイナーチェンジを図ったことが挙げられます。
バチェラーシリーズは成功する1人の独身男性=「バチェラー」の運命のパートナーの座を巡って、数十名の女性たちが競い合う婚活リアリティー番組です。独占配信するAmazonのプライム・ビデオは、日本の動画配信サービスの中でシェアトップの会員数を持ち、ほかのサービスと比較すると手頃な価格帯という優位性があります。こうした背景を生かしながらバチェラーシリーズは認知度を上げていき、日本で最も成功している配信オリジナルのリアリティー番組の1つであることに間違いありません。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら