近い未来「ゲームの作り方」が劇変する納得の理由 生成AIによってクリエイターの世界は様変わりする
各種生成AIが登場したことを機に、「テクノロジーの進化で変わる働き方」にどう対応していくべきなのか?
AIが多くのクリエイターを失業させてしまうという批判的な意見や、反対に、わたしたちの仕事の支援やクオリティーアップにAIが貢献してくれるという前向きな見方が混在するいま、AIとクリエイターの向き合い方や生存戦略について、山本康正氏による最新著書『世界最高峰の研究者たちが予測する未来』からひもといていく。
本格的な楽曲制作でも生成AIが大活躍
生成AIが急速に進化していますが、音楽の世界にもますます広がりそうです。まず、作曲活動においても、本格的な楽曲が簡単にできるようになります。
ユーザーはテキストで望みの楽曲のテイストを打ち込むだけ。「ジャズっぽい3分くらいの楽曲を作って」とか、「〇〇のアーティスト風のテイストの楽曲を作って」と投げるだけで、即したテイストの楽曲が生成されます。
アーティストというのは、それぞれが独特、独自のパターンと言いますか、テイストを持っていますよね。ゼロからそのような曲を生み出すことは、もちろんそのアーティストにしかできないことです。
一方で、すでに発表されている多くの楽曲から、イメージしている楽曲を創作することは、生成AIの得意分野になります。
つまり、音楽創作の知識や技術がまったくない素人でも、それなりの楽曲を作ることができるようになるのです。
トピックボードAD
有料会員限定記事
キャリア・教育の人気記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら