青色申告を選択する要件として、次の3点を挙げられる。
この3点のうち、1つでも該当するものがあれば、青色申告は有利であり、そうでなければしばらくは白色申告でいいのではないか、と筆者は考えている。
売り上げ1000万円以上の人は青色申告をしよう
これまで白色申告を薦めてきた。しかし、事業規模がどんどん大きくなっていくと、いつまでも白色申告では不利になることもある。
事業が拡大して、売り上げが増えれば、白色申告といえども記帳をきちんとしなければならなくなる。つまり、白色申告の最大のメリットである「テキトー」ができにくくなるのだ(それでも青色申告よりは楽だが)。
どうせ記帳をきちんとしなければならないのなら、いっそ青色申告にしてしまったほうがいいというものである。
また、個人事業の青色申告を通り越して、会社組織にするという手もある。筆者の感覚から言うならば、青色申告にするくらいなら会社組織にしたほうがいい。どうせ経理の手間は同じくらいかかるので、節税の幅が広がる会社組織のほうが有利だといえるのだ。
なにはともあれ、白色申告をやめるメドは、だいたい売り上げが1000万円を超えるとき、と考えればいいだろう。
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