小規模事業者は白色申告のほうが有利
個人事業者として事業を行う場合、青色申告にするか、白色申告にするかという問題がまず出てくる。
国や税務署は、青色申告を薦めている。税金入門書のほとんども、青色申告を薦めている。だから、個人事業者の中には、何の疑問も持たずに青色申告を選択している人も多いようだ。
しかし、税務の現場にいた者から言わせてもらえば、小規模事業者は、青色申告よりも白色申告のほうが有利だといえる。
なぜなら青色申告というのは、「きちんと帳簿をつける見返りとして、若干の税金割引をします」という制度だからだ。この「きちんと帳簿をつけること」というのが、経理初心者の人には非常に大変なのだ。
例えば、あなたは複式簿記とはどういう意味かわかるだろうか? 会計の勉強をしたことがない人はわからないだろう。青色申告の場合、原則としてこの複式簿記をしなければならないのだ。


















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