副業で300万円のジム買った会社員の成功の極意 個人が会社を買収して資本家になれる時代が来た

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ただし、この問題は乗り越えられることになりました。そのトレーナーに2人で頼み込んだところ、7月いっぱいまでは残ると約束してくれたのです。トレーナーには地元での自分のパーソナルジムの開業を8月以降にしてもらいました。

それと同時に、本業のヤマダホールディングスの後輩で、陸上の世界大会に出たことのある元アスリートに頼み込み、夜だけトレーナーとして来てもらうことになりました。並行して求人広告を出したところ、候補者が何人か応募してくれて、後任のトレーナーを1人、雇用することができました。

M&Aの実行は予定より2カ月延び、最後は本当にバタバタでしたが、2022年6月1日から私がジムのオーナーになりました。

もとからいたトレーナーが退職して、トレーナーが交代した後も会員数は順調に増えています。いざというときのために新しくスタッフを雇ったりもしたので、人件費は上がりましたが、それでも直近の1カ月では営業利益も増えています。いまは近隣に新たな店舗を借りることも考えているところです。

簡単ではないが難しくもない

実際に買収をしてみた感想は、「簡単ではないが難しくもない」というものです。さらに感じたことは、店舗型のリアルビジネスは、固定費が安い地方では本当に狙い目だということでした。私は群馬県にゆかりはなく、たまたま仕事で群馬に移り住むことになりました。

が、それが今回の成功を招きました。UターンやIターンでの個人M&Aはチャンスがあると思います。

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三戸 政和 日本創生投資 代表取締役社長

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みと まさかず / Masakazu Mito

1978年兵庫県生まれ。同志社大学卒業後、2005年ソフトバンク・インベストメント(現SBIインベストメント)入社。ベンチャーキャピタリストとしてベンチャー投資や投資先にてM&A、株式上場支援などを行う。2011年兵庫県議会議員に当選し、行政改革を推進。2014年地元の加古川市長選挙に出馬するも落選。2016年日本創生投資を投資予算30億円で創設し、中小企業に対する事業承継・事業再生などに関するバイアウト投資を行っている。堀江貴文氏が主宰する「堀江道場」のオブザーバーなども務める。著書に『サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい』『サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい・会計編』(講談社)など。

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