10年で1100万円貯めた38歳彼女の「片付けと育児」 部屋の整理整頓が節約につながる納得の理由

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家計の中で、夫婦のお小遣いは夫は2万円、なごみーさんは5000円と少なめ。教育費にお金をかけている分、ここは削らざるを得ないそうだ。「ポイ活で得たポイントで賄えるのでこれで十分なんです」となごみーさんは語るが、それでも豪遊はできないだろう。仕事に家事に子育てにと、忙しいと「自分のための時間やお金」が欲しくなることはないのだろうか?

夫婦のお小遣いは少なめ、でも家族で楽しむことで活力に

「でも、結局みんなで楽しむことにお小遣いを使うのが楽しいんですよね。夫は甘いものを食べたくなった時によくミスドを買ってきてくれて家族みんなで食べます。私も夫も家族で楽しめることが、ストレス解消やまた明日頑張る気力にもつながっているように思います」

なごみーさん一家の一大イベントは、年に一回の家族旅行。ここでは大奮発すると決めているそうだ。

「去年は星野リゾートの『リゾナーレ熱海』に行きました。旅行中は、子どもたちに『ママは旅行にお金を使いに来ている!』『今日は何でも買ってあげる』と宣言しています。その分すごくいい思い出になっていて、その後もずっと、子どもたちがホテルのあれが楽しかったとか、あのプールもう一回行きたいとか、たくさん言ってくれるんですよ。そうしているうちに一年経って、今年はどこ行こうかと話しています」

家族旅行の費用は、毎月積み立てた「特別出費用積み立て」から予算を組む。「特別出費用積み立て」は家族旅行以外にも、家賃の更新料、車検費用、車の税金、子どもの誕生日、クリスマスと、1~2年以内に出ることが決まっているお金を計算して積み立てている。大体月々5万円を積み立てだ(家計簿は前編に記載)。  

こうしておくと、積み立てたお金はしっかり旅行に使えるので、「貯めるのがクセになってお金が使えなくなる」といった事態を防げる。そして、貯金額とは別に考えられるので、「今月は出費が多くて貯金が減った」とモチベーションが下がらないのが利点だという。

「特別出費用積み立てをやる前は、一生懸命苦労して貯めたのにまた税金で減る、みたいな感じでがっかりしていたんですけど。違う、これは払わなきゃいけないってわかっているんだからプールしておかなきゃと、分けて考えるようになりました」

こうした家計管理方法で、メリハリのあるお金の使い方ができているそうだ。

なごみーさんインスタ
なごみーさん
上は特別費の管理の写真。翌年以降分も意識しつつ、管理していることがわかる。下は憧れだった星野リゾート『リゾナーレ熱海』に行った時の写真。使うときはしっかり使うのも、節約生活を続けるコツだ(写真:なごみーさんのブログとインスタグラムより)
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