「カローラ6種」それぞれ誰が買っているのか? セダン/スポーツ…モデル別購入者データ分析

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「スタイルや外観」は、カローラツーリング、カローラスポーツ、カローラクロスでスコアが高く、カローラ、カローラアクシオ、カローラフィールダーでは低い傾向となった。

のちほどデータを紹介するが、セダン系は以前からのカローラユーザーが多い。先の「乗り慣れている」が高いスコアを獲得していたことからも、あまりスタイルが重視されていないことがわかる。

とはいえ、「スタイルや外観」の重視度が高い3モデルも、スコアとしては7割程度にとどまる。他車種では8割以上におよぶものも多いため、カローラシリーズのユーザーは全般的に外観へのこだわりが高くないのだろう。

セダンはカローラの原点となるスタイル(写真:トヨタ自動車)
セダンはカローラの原点となるスタイル(写真:トヨタ自動車)

「荷室の大きさ」「荷室の使いやすさ」は先ほど見たボディタイプの選択理由と同様に、カローラツーリング、カローラクロス、カローラフィールダーで高いスコアとなっている。カローラスポーツは運転自体を楽しむクルマであるため、「安全運転支援機能」が他より高いのも特徴だ。

シリーズ内で各モデルが醸し出すイメージ

ここからは、購入したモデルに対してそれぞれのオーナーが「抱いているイメージ」を紹介する。

カローラ、カローラアクシオ、カローラフィールダーは「親しみやすい」のスコアが高い。「乗り慣れている」のスコアも高かった3モデルであるため、共通する結果だ。

カローラツーリングとカローラスポーツは「スポーティ」が高くなっており、カローラスポーツはここまで示した結果と同様に「運転を楽しめる」が高く出ている。

カローラスポーツはオーリスの後継車という位置づけでもある(写真:トヨタ自動車)
カローラスポーツはオーリスの後継車という位置づけでもある(写真:トヨタ自動車)

カローラクロスは「アウトドア」が高く出ているが、オフロードというよりは都会派SUVであるため、そこまで突出した値にはなっていない。

最後に、購入前に乗っていたクルマ(前有車)をチェックしておこう。ここにも、カローラシリーズならではといえる結果が表れた。

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