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「カローラ6種」それぞれ誰が買っているのか? セダン/スポーツ…モデル別購入者データ分析

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  • 三浦 太郎 インテージ 自動車アナリスト
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特徴的なのはカローラスポーツで、「運転自体を楽しむ」「一人でのドライブ・旅行」の2項目が圧倒的に高かった。

「運転自体を楽しむ」は50%を超えており、購入者の2人に1人が“クルマそのもの”を楽しむために購入していることがわかる。まさに「スポーツ」の名を持つクルマである。

左からカローラスポーツ、カローラツーリング、カローラ(セダン)(写真:トヨタ自動車)

続いてワゴンのカローラツーリングとSUVのカローラクロスを見てみると、「日帰りドライブ(家族/友人と)」「1泊以上の旅行(家族/友人と)」が高く、一方で「一人でのドライブ」は低くなっており、カローラスポーツとは想定する乗車人数に違いがあることが明らかになった。

カローラアクシオは「買い物やちょっとした外出」が高くなっており、ほかの項目は軒並み低スコア。“ちょい乗り”や街乗りを目的に、購入していることが読み取れる。

選んだ理由は「乗り慣れている」から

ここからはカローラシリーズ、それぞれの購入者の違いを確認するために、「購入したボディタイプを選択した理由」のデータを見ていく。

まずはカローラツーリングとカローラフィールダーであるが、ワゴンタイプゆえに「大量の荷物が積める」が理由として大きい。カローラスポーツは「走りが良い」「運転そのものが楽しめる」が他モデルより高い。先ほど見た購入時の想定用途と同様の傾向だ。

SUVのカローラクロスは「大量の荷物が積める」、そして「車内が広い」のポイントが高い。

SUVのカローラクロス(写真:トヨタ自動車)

カローラという馴染みあるブランドの中で、新たにSUV需要を取り込めているのは販売面でも大きく、詳細は後述するが「C-HR」からの乗り換えユーザーも獲得できている。

カローラアクシオ、カローラフィールダーは「乗り慣れている」のスコアが高い。いずれも5ナンバーサイズのコンパクトなボディで、長きにわたり作られてきたスタイルを持つモデルだからだろう。

カローラ(セダン)は、新世代モデルの中で突出して「乗り慣れている」のスコアが高いが、これは歴代カローラからの代替えが多いためである。カローラというブランドへの親しみが表れていると言えよう。

次に「購入時の重視項目」の結果も、あわせて確認していく。

次ページが続きます:
【カローラという名前への親しみ】

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