車輪の部分を等倍で切り出したものです。この中では、ミラーレス一眼が最も精細ですが、普通に鑑賞するぶんにはその差はほとんどわかりません。
この連載では、カメラやアプリなど、スマートフォンを使って鉄道と旅を楽しむための、さまざまヒントを紹介していきます。
では早速、記事を読みながら別の2枚の写真を見てください。
基本はしゃがんで、時間があれば隣のホームから撮影も
ブルートレインや新幹線など、ホームに停車している列車を撮影する場合、大切なのが立ち位置と姿勢です。まず何よりも、黄色い線の内側から撮ることが鉄則。黄色い線を踏むのも避けましょう。姿勢の基本は、立ったまま撮るのではなく、しゃがんで撮ること。ちょうど、人の腰の高さに視点が来るので「ウエストレベル」と呼ばれています。
この高さから撮ると列車が落ち着いて見え、軽く見上げる形になり、堂々とした迫力も感じられます。一方、立ったまま撮ると、やや不安定な形になり落ち着きません。
立ったまま撮影すると左後方に消えていく車両のパースが浮き上がった感じになります。
しゃがんで撮ると、重心が低く、落ち着いた構図になります。もっとも、構図は落ち着いても、ホームの屋根によって影ができ、車体側面が暗くなってしまいました。
時間と状況が許すなら、列車が停車しているホームではなく、隣のホームから撮影することをおすすめします。間にほかの列車がいなければ列車全体を見渡すことができ、床下の機械や線路もきれいに撮れるからです。ホームの屋根に邪魔をされないので、太陽光がよく当たる順光で撮れるチャンスも増えるでしょう。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら