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隣のホームから撮ると、列車全体の雰囲気を写すことができます。発車まで時間に余裕があるときに試してみてください。隣のホームなど、少し離れたところから撮るときにポイントとなるのが、「ちょっとだけデジタルズーム」です。
広い範囲を写さず「ちょっとだけデジタルズーム」を
最近のスマホのレンズは、広角レンズ、つまり広い範囲が写るレンズを搭載する傾向があります。広角レンズは、記念写真や風景を撮るときは便利ですが、列車の撮影には適さない場合があります。
広い範囲が写り過ぎて、印象が散漫になってしまうのです。また、ホームや乗客など写したくないものが写り込むことが多く、ついホームギリギリに出てしまいがち。列車をきれいに写せる場所を探して、液晶画面を見つめたままホームの端をウロウロすると、とても危険です。必ず黄色い線の内側まで下がり、広い範囲が写り過ぎると思ったらデジタルズーム機能を使うようにしましょう。
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iPhone5で、ズームを使わずに撮影した写真です。列車まで微妙に距離があり、ホーム全体の雰囲気を撮っているのか列車を撮っているのか曖昧です。余計な人物も写ってしまっています(画角はフルサイズ換算で33mm)。
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同じくiPhone5で、ちょっとだけズームして撮った写真です。手前のホームをカットして、列車全体をきれいに撮れました。デジタルズームによる画質の劣化はまったくといっていいほど見られません。
デジタルズームは画像の一部を切り取って整えたもので、画質は若干悪くなりますが、ある程度までは人間の目にはほとんどわかりません。むしろ積極的に使ったほうが、自然な画角になり、構図のバランスがよくなります。機種によって異なりますが、だいたいスライダーバーの3分の1くらいのところがお勧め。フルサイズのカメラで標準域と呼ばれる画角です。
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