根性論系上司はクールなロスジェネ世代の天敵です。
知り合いの某外資系人材コンサルに勤務しているAさんは、上司から与えられた来年度の目標設定数値が今期の60%アップになっていました。この数値は現実的ではありません。
そこで、Aさんはいかにこの目標設定数値が現実的ではないか、チームメンバーの労働時間など、あらとあらゆる数字をつかって上司に説明しました。
すると、その説明を聞いた上司はこう言いました。
「最初から目標をあきらめちゃだめだよ!
チームのみんなが一生懸命働いて効率を高めれば目標を達成できるはずだよ!」
根!性!論!
無理だから!
無理だから今こうやって説明したのに!!!
Aさんは血圧が上がりすぎて、死ぬかと思ったそうですが、
よかった、まだ生きてる!
根性論上司は独自の経験とルールによって体系化された根性論言語を持っているため、
数字等は理解できません。根性論の世界には数字という概念が存在しないのです。
そのため、この手の上司に当たった時は、数字ではなく同じ根性論言語で話し、
感情をゆさぶらなければなりません。
目標が危うくなると……
上記のAさんは次のミーティングでは今まで用意した数字の資料をすべてぶち捨て、
この目標設定がいかに現実的でないか、いかにチームのモチベーションが下がるか、
人が辞める場合もあり、その結果、上司の目標設定も危うくなると、脅しをかけてみたそうです。
すると、上司は「わかった! この数字CFOに差し戻すわ!」
とあっさり数字の変更を了承したそうです。
なんなの? なんなの?
きっとAさんのチームの新しい目標数値は、CFOが鉛筆なめなめ作ってくれることでしょう……。
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