週刊東洋経済 最新号を読む(5/23号)
東洋経済オンラインとは
ライフ #「ゴミ屋敷」孤独な部屋の住人たち

「元は掃除好き」ゴミ屋敷で寝る30代女性の苦悩 だんだんと片付けられなくなってしまった経緯

7分で読める
2/4 PAGES
3/4 PAGES
4/4 PAGES

それに加えてゴミ出しの時間が指定されていたのでは、なおさらゴミを出しづらい。ほかの住人とかなりの確率でゴミ出しの時間が重なってしまうからだ。

片付けをしていたら隣の住人に壁を叩かれ、以来なかなか片付けができなくなってしまったという人もいた。だが、中には被害妄想に陥ってしまっている人もいるという。そう考えると、何らかの精神的な理由からゴミを出せずにいる人もいるかもしれない。

3年悩んだゴミ屋敷が5時間で空っぽに

玄関と廊下を空にして、洋室の片付けを進めていく。ゴミに埋まっていたテーブルやベッドが姿を出し、徐々に以前の生活が見えてきた。女性が長らく探していたものも次々と出てくる。その中には存在すら忘れていたものもあった。

「ここまでゴミであふれていたら、何が何かわからなくなる。見つかってよかったものもありました。母からもらったお守りとか。ちゃんとポーチの中に入れていたみたいで無事でした」(依頼者の女性)

ゴミに埋まっていたベッドが確認できるまでになってきた(写真:「イーブイ片付けチャンネル」より)
【写真を見る】「元は掃除好き」ゴミ屋敷で寝る30代女性の苦悩 だんだんと片付けられなくなってしまった経緯(7枚)

実に3年もの間、女性を悩ませていたゴミ屋敷だったが、2人のスタッフがあっという間にすべてのゴミを外に運び出した。かかった時間はたったの5時間だった。女性は1カ月後、職場の近くにある物件に引っ越しをするそうだ。

この連載の一覧はこちら

「もうちょっと早くお願いしていたらよかったです。お願いするならできるだけ早いほうがいいかなと。自分でも泣くと思っていなくて。本当に救われました」

女性は涙を流しながらスタッフにお礼を伝えた。心に刺さっていたトゲが抜け、肩の荷が一気に下りた様子だった。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象