さらに「ダイレクトプロジェクション式LEDヘッドライト」もホンダでは初採用となる。これは反射面が不要となり、集光レンズと投射レンズのみで構成されているライトで、ユニットを小型でシンプルにできるメリットがある。N-BOXでは上下2眼タイプを採用し(上がロービーム、下がハイビーム)、ヒートシンクをモチーフとした精緻な造形と、精悍でメカニカルな眼差しを表現しているという。
また、左右ヘッドライト上とフロントボンネット下を一直線でつなぐ「一文字ライト」も新採用する。車幅まで灯体を広げたこのLEDライトは、ワイド感と最上級グレードとしての品格を演出することが目的。機能面では、ボンネット下がポジションランプ(昼間は消灯)、左右のヘッドライト上がポジションとDRL、シーケンシャルターンシグナル(ウインカー)の3つを兼ねることで、こちらもマルチファンクション機能を持つ。
カスタムのボディカラーは、ベーシックカラーとしてブルー系1色、グレー系1色、ブラック系2色、ホワイト系2色の全6色を設定。また、アウターハンドルなどにダーククロームメッキ加飾を施した「コーディネートスタイル」も用意する。先代モデルでは、スタンダード仕様にも設定があったが、新型はカスタムのみで選択できる。コーディネートスタイルのボディカラーは、レッド系1色、ホワイト系1色、グレー系1色の3色で、モノトーンのほか、ルーフをブラックにしたツートンも設定する。
加えて、カスタムのホイールには、表面を切削加工したドレスアップ感の高いモデルを採用。NA(自然吸気)エンジン車に14インチ、ターボ車に15インチを用意し、カスタムのベーシックとコーディネートスタイルでは、それぞれ違う処理も施すことで、ボディカラーやスタイルなどとのマッチングも考慮されている。
ボディサイズやパワートレインは?
なお、新型N-BOXは、車体サイズもまだ未公表だが、ホンダの開発者によれば、「先代モデルとあまり変わっていない」とのこと。2代目モデルの車体サイズは、全長3395mm×全幅1475mm×全高1790~1815mmだから、これらに近い数値となることが予想される。また、搭載するパワートレインなども未発表だが、先代同様にNA(自然吸気)エンジン車とターボエンジン車が設定されるようだ。さらに駆動方式も明かではないが、先代では2WD(FF)と4WDを設定。いずれも全グレードに用意されていたが、新型も同様になるかどうかは現時点で不明だ。
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