ホンダ新型「N-BOX」販売台数首位、王者の決断 キープコンセプト、使い勝手や質感が高まった

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新型N-BOX/N-BOXカスタム
3代目として秋頃発売予定の新型N-BOX/N-BOXカスタム(東洋経済オンライン編集部撮影)

そんなN-BOXの3代目となる新型では、先代モデルと同様にスタンダード仕様とカスタマイズ仕様のN-BOXカスタム(以下、カスタム)を設定。いずれも外観は、先代モデルのテイストを受け継ぎながら、主にフェイスデザインなどを変更している。

スタンダード仕様の外観

N-BOXのスタイリング
スタンダード使用となるN-BOXのスタイリング(東洋経済オンライン編集部撮影)

まず、スタンダード仕様では、パネルに複数の丸穴を開けたようなスタイルのフロントグリルを採用。最近人気が高いシンプル家電のような雰囲気を持たせたデザインにより、清潔感などを演出したという。

N-BOXのフロントまわり
N-BOXのフロントまわり(東洋経済オンライン編集部撮影)

また、ヘッドライトのまわりには、上下2分割のヘッドライトリングも装備する。ヘッドライト全体が人の「瞳」を思わせるデザインとなり、親しみやすさを演出。リング状のLEDライトは、昼間に自車の存在を周囲に知らせるDRL(デイタイムランニングライト)、夜間の被視認性を向上させるポジションランプ、右左折時のウインカーといったマルチファンクション機能を搭載。安全性を向上させつつ、機能を統合することで最低限の装備にとどめ、新型のシンプルな顔立ちづくりに貢献している。

ほかにもフロントバンパー両端をワイドにしたり、リヤボディまわりのボリューム感も持たせたりすることで、N-BOXがもともと持つ「四角い」イメージをより強調する。ちなみにボディカラーは、ホワイト系3色、シルバー系1色、グレー系1色、ブラック系2色の計7色を設定する。

N-BOXのファッションスタイル
N-BOXのファッションスタイル(東洋経済オンライン編集部撮影)

新型のスタンダード仕様には、新しく「ファッションスタイル」というグレードが追加されたこともトピックだ。主に女性ユーザーを意識した配色や装備を施した仕様となっている。特徴は、ボディカラーにオータムイエロー系、アイボリー系、ドーンミスト系といった、落ち着きがある色調の計3色を設定していることだ。いずれの仕様もサイドミラーやアウタードアハンドルをホワイトとし、ツートンカラーに仕上げている。また、ホイールには、ボディ同色のカバーも装備するなどで、全体的におしゃれで都会的な雰囲気を演出している。

カスタムの外観

N-BOXカスタムのスタイリング
N-BOXカスタムのスタイリング(東洋経済オンライン編集部撮影)

一方のカスタムでは、2代目モデルが持つ精悍さなどを保ちつつ、より品格を持たせたデザインを採用しているという。より大型で、インパクト感あふれるフロントグリルは、クロームの加飾を施した外枠部分の形状も変更。先代モデルが単純なU字型だったのに対し、U字の左右上方に折り返し部もつけることで、さらに立体感を持たせている。

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