日本人が知らない「インフィニティサウナ」の魅力 これが「自然」「五感」つながる「"究極"サウナ」だ

✎ 1〜 ✎ 10 ✎ 11 ✎ 12 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

フィンランドの「五感のサウナ」は、日本の昭和風な伝統的サウナとはだいぶ異なっている

日本の昭和的なサウナは、「テレビを見ながら時間の経過をひたすら我慢し、熱さに耐えること」が楽しみである。

しかし「五感のサウナ」は、サ室にいるときでも全身の感覚をフルに開くことができる

「五感のサウナ」は登山の感覚にも、とても似ている

わたしは長く山に登っているベテラン登山者だが、「五感のサウナ」は登山の感覚にも、とても似ていると感じる。

快晴の高峰の稜線でも、しとしとと雨の降る森林の山道でも、シンと静まり帰った降る雪の中を歩くときでも、登山者はつねに全身で「山」を感じている。登山は五感のすべてをフルに駆使した遊びなのである。

そう考えれば、「登山」と「サウナ」は、とても相性がいいはずだ。登山をして五感で自然を感じ、その後にサウナに入って、再び五感で感じる。五感と五感の二乗なのだから、気持ちよくないはずがない。

『究極の「サウナフルネス」世界最高の教科書』にも、「サウナの前に森林浴をしよう」というアドバイスがある。サウナに入る前に、森の中を20分ぐらいも何も考えずに歩く。嗅覚に意識を集中し、苔や針葉樹や白樺の香りを楽しむのだという。

これはつまり、自然と自分との「回路」をオープンにしておこうということだ。

次ページこんな「最高の体験」は、人生の中でほかにはない
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事