日本人が知らない「インフィニティサウナ」の魅力 これが「自然」「五感」つながる「"究極"サウナ」だ

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森林浴で自分の身体や心の中に自然がぐんぐんと入り込んできて、その状態のままでサウナ室に足を運べば、サウナと自分と自然のすべてが1つになっていくような感覚を味わえるということなのだろう。

これこそがまさに「インフィニティサウナ」ではないか。

サウナ前の20分ほどの森林浴で、自分の身体や心の中に自然がぐんぐんと入り込んでくる。そのままサウナ室に足を運べば、サウナと自分と自然のすべてがひとつになっていくような感覚を味わえる。これこそが「インフィニティサウナ」である(写真提供:こばやし あやなさん)

登山のあとのサウナには「素敵なオマケ」もある

わたしはときおり、長い登山を終えると、疲れた足を引きずりながらサウナに向かうことがある。

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さっきまで壮大な針葉樹の森の中にいて、苔のにおいを身体いっぱいに吸い込んでいた自分が、いまはサ室で薫り高いアロマのロウリュの蒸気を浴びている。

山とサウナはダイレクトにつながっている

そしてもう1つ、登山のあとのサウナには素敵なオマケもある。

『究極の「サウナフルネス」世界最高の教科書』には、こう書いてある。

「サウナは、運動した後の疲労回復にも効果がある。サウナの熱が筋肉の緊張を解きほぐし、身体がリラックスするのを助ける」

そう、疲れ切った足の緊張がサ室の高温と水風呂の冷温で繰り返しもみほぐされ、足の疲れは急速に収まっていく。気がつけば足はリラックスしている。

「五感の二乗」で全身の感覚を駆使し、そして足の疲れがとれる

みなさんも、これを機会に「インフィニティサウナ」を実践されてみてはどうだろうか。

佐々木 俊尚 作家・ジャーナリスト

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ささき・としなお / Toshinao Sasaki

1961年兵庫県生まれ。早稲田大学政治経済学部中退。毎日新聞記者、『月刊アスキー』編集部を経て、2003年よりフリージャーナリストとして活躍。ITから政治、経済、社会まで、幅広い分野で発言を続ける。最近は、東京、軽井沢、福井の3拠点で、ミニマリストとしての暮らしを実践。『レイヤー化する世界』(NHK出版新書)、『そして、暮らしは共同体になる。』(アノニマ・スタジオ)、『時間とテクノロジー』(光文社)など著書多数。

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