「OJTこそ人を育てる」は、日本企業の盲点だ 成功し、選ばれる人材になるための3つの方法

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1.自分のキャリア・アスピレーションを熱く示す

まず、自分のキャリア・アスピレーションを確立し、適切な機会をとらえて上司やその上の上司に伝えることです。アスピレーション(aspiration)という言葉は、熱望という意味です。単なる異動希望ではなく、自身のやりがいと事業や組織への貢献の方向性を示すのです。

これまでの日本企業では、異動は会社の都合、業務の割り当ては職場の都合、という傾向が強かったため、アスピレーションを表明することに気後れしているかもしれませんが、これからは強くアスピレーションを表明していないと、チャンスを得ることはできません。

普段から自分の経験や実績、周囲にも伝わるように整理して伝えること。面談では、自分の長期、短期両方のキャリア目標を熱く語るべきです。そうした姿勢は必ず周囲に伝わり、目に留まります。

2.「研修」の中で目立つ

「研修」は会社にとって人材発掘の場でもあります。そのことを意識していない人がとても多いように感じます。考えてみれば、普段は違う仕事をしている人が一堂に会している貴重な場です。会社にとっては人材を一気に観察できる数少ない場でもあるのです。

それなのに「この忙しい時に研修に呼ばれて迷惑だ」というような空気を出している人は、大変勿体ないことをしています。研修の場で目立つことは何も悪いことではなく、個人サイドからのアピール方法として実は大変強力なのです。

研修の中でいい意味で目立つポイントは、「とにかく発言すること」「目に力を込めること」「正論を語ること」「理想を語ること」です。職場のしがらみや嘆き節は飲み会だけにしておきましょう。

こんな人材は必ず講師の目にとまります。特に外部から招聘された講師はその人と初対面です。初対面の相手にインパクトを与える事、これはこれからのビジネスパーソンとしての必須スキルなのですから、臆することなく、そういう態度をもって参加すべきです。

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