「OJTこそ人を育てる」は、日本企業の盲点だ 成功し、選ばれる人材になるための3つの方法
サード・プレイス(第3の場所)とは、スターバックスコーヒーのビジネスコンセプトです。第1の場所は「家」、第2の場所が「職場」。スターバックスは第3の場所というわけです。そう聞くと、NPOへの参加や地域ボランティア、趣味の集まりなど、サード・プレイスをもっている人はたくさんいますが、できればサード・プレイスを社内にも持つべきです。
世界で最もグローバルリーダーを輩出しているといわれるGEでは、リーダーを見極める際に、本業以外にもう一つ本業とは全く異質な社内プロジェクトに参画させるそうです。
リーダーは変化に柔軟で多様性を活かせる人でなければ務まらない、そんな能力は本業以外の組織やチームに貢献するという機会によって開発される、という考え方です。自分の得にはならないことでも、自身の成長、関わる人へ貢献しようとする姿勢を見ているのです。個人にとってもそういう奉仕精神を磨くには絶好の機会です。
自社の中にサード・プレイスたる場所はきっとあるはずですから、ぜひ探して入ってみることをお薦めします。社内で普段遠い位置にいる人たちの中に形成されたその人の印象は、意外とチャンスに直結するものです。
「成功する人」は、煙たがられるほどうるさい
売上高3000億円超、従業員数約2万人のある電気機器メーカーで海外人事畑が長く、これまで数百人の日本人の海外異動を手掛けてきた方に、「海外で成功する人と失敗する人の差は何か?」と尋ねたところ、「成功する人に共通しているのは、多弁で、自分の意見を言う人。職場でどちらかというとうるさがられていたり、煙たがられていたりする人。失敗する人は生真面目でイエスマン」と教えてくれました。
これからはあらゆるビジネスがプロの世界になります。プロはアピールしてチャンスを得るのです。今、人事は過去にないほど真剣にアピールする人材を探しているのです。
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