仕事抱える人が知らない「部下に丸投げするコツ」 上手に仕事を割り振るためにどうすればいいか

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「最近忙しくしているようですが、このスケジュールでできますか?」「新しいチャレンジになると思いますが、〇〇はできますか?」「無理しないでください」「難しいようでしたら、気にせず言ってください」など。

これらは「選択肢の提示」と「負担の配慮」の役割を果たします。

「これは仕事なんだから、できる/できないじゃなくて、やるんだよ」という昔ながらのスタンスでは、現代では通用しません。

メンバーの健康管理は、リーダーやマネージャーとしてとても重要です。無理なアサインが、良い結果を生むことはありません。相手の負担を考えて、断る余白がある依頼を心がけましょう。

任せるコツ3「好意」を伝える

『任せるコツ』(すばる舎)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

正しい丸投げをするうえで、「好意」は重要です。

「去年の面談で、地方創生に興味あるって言っていたから、ずっと探してたんだけど、近いカテゴリーの仕事があるからお願いできるかな?」

「仕事ぶりを見てると、こまかいこともミスなく丁寧に進めてるから、提案資料の校正係を受けてもらえるかな?」

「自分のことを覚えててくれている」「よく理解してくれている」ということは、お互いの「好意」として捉えられ、依頼を受け入れやすくします。

社会心理学者が提唱し、人を動かす原則として有名な「チャルディーニの法則」にも、「好意」は要求を通りやすくする重要なファクターとして紹介されています。

ここで改めて部下に仕事を正しく丸投げする3つのコツを振り返ってみましょう。

※外部配信先では図表を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください

正しく丸投げするためには、まず依頼する相手の立場にたってみることが基本です。そのほか、本書では任せるための心理法則やテクニックなどを多く記載しています。皆さんもぜひ仕事場で実践してみてください。

山本 渉 マーケティング会社・統括ディレクター

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やまもと わたる / Wataru Yamamoto

引きこもりを経験し、高校を中退後アメリカに留学。大学でマーケティングとエンターテインメントを学び卒業。帰国後、国内最大手のマーケティング会社に入社。プレイヤーとして結果を残し、30代でマネージャーに任命され数多くの失敗を経験する。チームメンバーの話をとにかく訊いて深く理解し、最後はメンバーを信じて完全に任せることでメンバーも組織全体も成長し活性化していく。現在はジェネラルマネージャー兼部長を束ねる統括ディレクターとして、小さなプロジェクトから100億円を超える大型案件まで、年間100近いプロジェクトをメンバーに依頼している。

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