ラーメン店主に転身した元Jリーガーの快活人生 盛田剛平が歩む異例のセカンドキャリア

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-サッカーを楽しめたことが大きかった?

「そうですね、それ以外でも。プライベートでも、オンとオフは切り替えて楽しんでいました」

自然体でいて、物事にとらわれない自由な発想。だからこそラーメン店開業という畑違いのセカンドキャリアが待っていた。

選手引退後のサポートもやりたい

-盛田さんの姿を見て、現役のサッカー選手ももっと自由にセカンドキャリアを、と考える人も増えてくるのでは

「そういうサポートもできればやりたいと思います。飲食店をやりたいという人がいれば、僕がやった失敗をさせる必要はないから、全部教えたりとか。何かサポートしたり、できることはやりたい。なかなか家族もあってチャレンジもできないですから。だから僕は失敗できないですよ。セカンドキャリアの成功モデルになりたい。こうやってサッカー以外でもやれるんだぞというのを見せなきゃいけないし、もっと頑張らなきゃ」

「サッカーとラーメンの二刀流」。自らの生き方をこう称する。

「売り上げはまだ好調とは言えないけど、収入も得ながらラーメンの勉強ができる。それがあってサッカーの指導もできるというのも、すごい理想じゃないかな」

好きこそものの上手なれ-。自分の城を構え、その笑顔は至福に満ちたものだった。

(佐藤隆志)

◆盛田剛平(もりた・こうへい)1976年(昭51)7月13日、名古屋市生まれ。愛知・日比野中-桐蔭学園高-駒大。全日本大学選抜のエースとしてユニバーシアード優勝。189センチの長身に高い技術を持つレフティーとして99年に浦和入り。セレッソ大阪、川崎フロンターレ、大宮アルディージャ、サンフレッチェ広島、ヴァンフォーレ甲府、ザスパクサツ群馬を経て17年末に引退。J1は175試合(8得点)、リーグカップは41試合(4得点)、J2は125試合(8得点)。
◆盛田軒(盛田ラーメン研究所)さいたま市北区宮原町2の16の2新井マンション1階。JR高崎線宮原駅東口から徒歩5分。営業時間は10時半~14時半、17時~22時。日曜日は10時半~20時半の通し営業。定休日は水曜。メニューは濃厚中華(850円)、淡麗煮干ししょう油、塩そば、鶏白湯(以上800円)。
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