ラーメン店主に転身した元Jリーガーの快活人生 盛田剛平が歩む異例のセカンドキャリア

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

そしてサッカーについても振り返ってもらった。

-現役時代の思い出というと何ですか?

「FWがダメでDFになって、それがDFからFWになった時に活躍できた。そういうのはもう長くやってきたからこそできたことなのかな、と思い出に残っています。まだ盛田やっていたの、って思う方もいらっしゃると思いましたけど」

-長いプロキャリアでしたが

「体が丈夫なのもあっただろうし、本当にやり続けるためにスキマ、スキマを狙っていました。ポジションを変更したりとか、自分が求められるいるのは何かを考えてやりましたね」

-大学時代はナンバーワン・ストライカーと呼ばれ、大きな期待を受けて浦和に入りました

「なかなか結果も出ず。(周りからすごいと言われたけど)こんなもんだったんだなと思って。ただそこで終わらなかったから、本当に長くやれましたし」

「こだわらないことにこわだろう」

-サッカー人生で大事にしていたことって何ですか?

「なんだろうな…。年寄りになって思ったことは、あんまりこだわらないことの方がいいなと。じゃあ、こだわらないことにこだわろうかなと思って。何かこうしなきゃいけないとか、これを食べなきゃいけないとか、そういうのにガチガチになりすぎても、なかなかメンタル的にはいい方向にはいかないんじゃないかな。自分が食べたいなと思うものは、体が欲しているもの。最低限のことはやりますけど、あまりこだわりすぎない。あの栄養素を摂らなきゃいけないとか、あんまり考えないようにしていました」

ふと、以前にインタビューした経験豊富な国際線パイロットの話を思い出した。長くやり続けるためにはこだわらない、ノーストレスが大事だと話してくれた。好きで始めたものだからこそ、自然体でいようと。その言葉と重なった。

次ページ選手引退後のサポートもやりたい
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事