マスク解禁で「口臭テロ」気づかない人の悪習慣 「唾液たっぷりの口」になるためにやるべきこと
また、この歯周病を防ぐには、歯科クリニックでのプロフェッショナルケアとともに、セルフケアがとても大事です。
歯周病を進行しにくくしたり予防したりするための体質づくりに必要なのが、つねに唾液たっぷりで潤った口になることです。
口が乾くことで、唾液で口の中の細菌を洗い流す作業が少なくなり、口の中の細菌が増えて、歯周病や虫歯が進行するからです。
また、歯周病にかかわらず、唾液を出すことは、口臭予防にも非常に効果があります。口が乾くと、口臭を引き起こす嫌気性菌が活発に活動しますので、唾液で口を潤すことは「口臭テロ」を引き起こさないためにも、とても大切になります。
口臭を防ぐための4つの習慣
では、唾液たっぷりの口になるためにはどうすればいいのか。そのための習慣を紹介しましょう。
体の水分が不足すると、唾液の分泌量も減少します。いたって単純なことに思えますが、口内が乾燥する意外と多い原因といえます。成人は汗、呼吸、尿、便によって1日に平均で約2.4リットルの水分を失うとされます。
体内の水分の平衡を保つには、活動レベルが低い人で1日に2.3〜2.5リットル、活動レベルが高い人で3.3〜3.5リットルを飲料や食事から摂取する必要があるといわれています。
また、水分のみの補給の目安では、平均で1日1.5リットルが最低限として必要です。
噛むという行為によって唾液腺を刺激し、唾液の分泌を促すことができます。お手軽な行為としては、ガムを嚙むことが効果的。
ただし、市販のガムばかりを嚙むと糖質が虫歯のもととなるため、歯科医としては歯科クリニックで販売されているようなキシリトール100%配合のガムで虫歯予防を併せて行ってほしいところです。
咀嚼は唾液の分泌を促しますから、食事の際の噛む回数も意識的に増やしましょう。
唾液には酸を中和する効果があり、食べ物の酸を中和して虫歯を予防してくれます。また、咀嚼回数を増やせば、満腹中枢が刺激されて食べ過ぎを予防することもできます。
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