ロコモの名医が提唱する最強「スクワット」の方法 あなたの歩き方は将来「寝たきり」危険大かも

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直角になっている部屋のコーナーに立って「長生きスクワット」を行います。コーナーを使うことで、内側に入りがちなひざの向きを確認しながら、正しいフォームでスクワットが行えます。最初は1セット5回、1日10セットを目標にしてください。

「長生きスクワット」をやってみよう

①コーナーを背にして立ち、両脚をかべに沿って広げていきます。このとき、おしりとひざはかべにつけたままで行います。

(画像:『長生き足腰のつくり方』より)

②背すじを伸ばし、上体をやや前傾させ、両手は太ももに置きます。

③太ももに置いた両手をひざに移動し、おしりとひざをかべにつけたまま、太ももとふくらはぎの角度が90度になるまで腰をおろします。

このとき、イスに座るようにお尻からおろしてください。太ももの裏側の筋肉に力が入っていればOK。また、ひざがかべから離れてしまうときは、手でひざをかべに押しつけるようにしながら腰をおろしましょう。

④腰をおろしたら、ゆっくり②の状態に戻します。

(画像:『長生き足腰のつくり方』より)
確認しよう① 肩が脚全体の上にくる
(画像:『長生き足腰のつくり方』より)

ひざがつま先を越えないように腰をおろすと、横から見ると、肩が脚全体の上にきます。これが正しいスクワット。ひざがつま先を越えると、ひざだけを使ったスクワットになって、ひざに負担をかけることになります。

確認しよう② ひざがかべから離れない
(画像:『長生き足腰のつくり方』より)

間違ったスクワットで多いのが、ひざが内側に入ってしまうパターン。足を広げることに抵抗がある女性はとくにその傾向があります。ひざがかべから離れないように、手で押さえながらスクワットを行いましょう。ひざや足にねじる力が加わると、ひざを痛める原因になってしまいます。

確認しよう③ ひざと足を同じ方向に曲げる
(画像:『長生き足腰のつくり方』より)

スクワットに限らず、ひざを曲げるという動作のときは、ひざとつま先を同じ方向に曲げるのがよいフォームです。よい体の使い方を身につけるためにも、意識しながら丁寧にスクワットを行いましょう。

長生き足腰のつくり方
『長生き足腰のつくり方』(アスコム)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします
渡會 公治 スポーツ整形外科医

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わたらい こうじ / Kouji Watarai

1947年、静岡市生まれ。東京大学医学部卒業。帝京科学大学(スポーツ医学)教授、日本ロコモティブシンドローム研究会メンバー、一般社団法人美立健康協会代表理事。オリンピック代表やプロスポーツなど、トップレベルの選手の診察・治療を手がけた経験を生かし、「ロコモ体操」を考案。整形外科医として毎週、東京都北区の診療所、港区いきいきプラザ、浅草美立健康道場などで中高年向けのロコモ体操教室を開催している。

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