「認知症予備軍」が一発でわかる6つの重要サイン 「味つけ変わった」「小銭を出すの面倒」は注意

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「認知症予備軍」かどうか、チェックリストをもとに考えてみませんか(写真:C-geo/PIXTA)
〝認知症予備軍〟と呼ばれ、認知症になるかどうかの「最後の分かれ道」とも言われる「軽度認知障害(MCI)」。では、普通の認知症とどこが違うのか? 軽度認知障害かどうかを判断する基準はどこにあるのか? 本稿では、『もしかして認知症?』より、あなたが「軽度認知障害(MCI)」なのかどうかがすぐにわかるポイントを解説する。

もの忘れ以外の兆候「興味関心の減退」

認知症には、もの忘れ以外にも、「いろいろなものに対する興味関心がなくなる」「これまで興味があったことへの興味がなくなる」といった兆候もあります。いろいろなものに興味関心がもてなくなるというのは、認知症を引き起こすリスク因子(原因)の1つです。

そして、認知機能の低下が始まっているMCIになると、興味関心をさらにもちにくくなり、認知症が進むにつれて興味関心がどんどん減退していきます。つまり、興味関心がなくなるというのは、認知症の原因でもあり、結果でもあるのです。

こうした事例の典型的なパターンを紹介しましょう。現在の60代、70代には、仕事人間だった人がたくさんいます。こうした仕事人間だった人が定年退職すると、何もやることがなくなってしまいます。仕事が趣味だったので、それ以外の趣味がありません。毎日テレビを見ながらゴロゴロしていると、認知機能が徐々に低下していきます。

興味関心がもてるものがない。その結果、身体を動かすこともなければ、頭も使わない。こうした生活を毎日続けていれば、脳の使われない神経細胞は弱っていきます。脳の神経細胞が弱るにつれて、脳の働きも悪くなっていき、思い出さなければならない大事なことまで思い出せなくなります。定年退職した段階では健康だった脳の神経細胞も、使わないことで次第に弱り始め、MCIになり、さらに認知症へと進んでいくのです。

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