「就活で負け組だと思う人」の考え方の悪いクセ 自分に合っている仕事をどうやって見つける?

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そういった、本来事前にやっておくべきであったことを就職活動を通じて行えばよいのです。

就職活動を通じて、自分自身を知る。そのためには、数をこなすことも重要です。

最初の段階で頭でいろいろと考えて、下手に絞り込むよりも、興味のありそうな業種や職種の説明会などに幅広く参加し、その中で優先順位をつけて志望する会社を探す、でよいと思います。

対象を絞り込むためには、基礎知識が必要です。

就職活動における基礎知識とは、世の中にどんな会社や仕事があり、それぞれがどういった特徴を有しているのか、その中で自分にとっての向き不向きや好き嫌いを理解する、というプロセスです。

THさんは、「目指すべきものに一心不乱に取り組めないメンタルの弱さ」と書いていらっしゃいますが、現時点においてTHさんにとって、「目指すべきもの」が明確ではありませんから、まずやるべきなのはいろいろと自分の目で確かめ、経験し、その中で「目指してもいいと自分が現時点で思える対象」を探せばよいのです。

会社や職場は一生ものではない

そして大切なことですが、就職活動を通じて選んだ会社や職場は、一生ものであるというわけではありません。

自分にとっての適性や、理想と思える職場や仕事探しは、社会人になってからも続くものなのです。

むしろ、学生という立場では限られた情報と知識、経験しか持ち合わせていないわけですから、その時点で選んだ選択肢が一生ものであるという可能性のほうが低いと考えたほうがよいでしょう。

そうであるからこそ、世の中では転職が非常に盛んなのです。

みんな、仕事を始めても、日々悩み、学び、理解し、そしてその中で自分にとってのベターを探しているのです。

つまりは、自分にとっての人生や職業人としての軸を探して苦労しているのです。

現時点において、軸を持てずに悩んでいるTHさんは決して負け組ではありません。大いに悩める大多数の1人にすぎません。

したがって、そのこと自体で自分の評価を勝手に下げてはいけませんし、自分を卑下してはいけません。

永遠に続く自分の軸探しの最初の一歩を踏みだしただけであり、まだ入り口の段階なのです。

内定を取る、ということはもちろん大切ですが、それ以上に長い目で見て重要なのは、この入り口の段階でいろいろと経験し、大いに悩み、自分を理解し、現時点においてベストと思える選択肢を見出すことです。

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