「住みよさランキング2023」近畿編トップ50 西日本の中心都市・大阪市は何位に入った?

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滋賀県の草津駅前(写真:彩恵 / PIXTA)

東洋経済『都市データパック』編集部が1993年から発表している「住みよさランキング」は、自治体ごとに“住みよさ”を表す各指標について偏差値を算出し、その平均値を総合評価として、順位付けを行っている。

全国総合トップ200」「関東編トップ100」に続いて、今回は「近畿編トップ50」を紹介する。

住みよさランキングの算出に用いた「安心度」「利便度」「快適度」「富裕度」の各視点や、算出基準となっている各指標の詳細は全国総合トップ200の記事で説明している。

より詳しい情報は『都市データパック』2023年版に掲載しているのでそちらも参考にしていただきたい。

近畿編1位は滋賀県草津市

「近畿編」トップは滋賀県草津市。琵琶湖の南東に位置する。京都駅まで電車で20分の距離にあり、京阪地域のベッドタウンである。現在も人口増加が続き、社会増減率は全国28位。15歳未満の割合も14.82%(全国40位)と活気あるまちだ。カテゴリー別では快適度(同9位)・利便度(同39位)が特に高く、水道料金の安さや大型商業施設の充実などが高評価につながった。

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2位は和歌山県御坊市。紀伊半島の西海岸のほぼ中央に位置する。年間を通して温暖で、日照時間は全国69位。恵まれた気候を生かして花き栽培やフルーツ栽培がさかん。海も山もある自然豊かなまちだ。

利便度の順位が高く、全国14位。同カテゴリーの構成指標である「人口当たりの飲食店数」や「人口当たり大型小売店店舗面積」は全国トップレベルとなっている。安心度も全国95位で、「人口当たり病床数」や「こども医療費助成制度」の充実度がうかがえる。

3位は奈良県葛城市。奈良県の北西部に位置し、金剛生駒紀泉国定公園をはさんで西は大阪府と接する。大阪都心部まで40分ほどの距離にあり、人口の社会増減率(3年前比)は全国65位で、今も人口流入が続く住宅都市だ。一方で田畑や山林も多く、自然が豊か。特に老人福祉施設やこども医療費助成が充実しており「老年人口当たり介護老人福祉・保険施設定員数」は全国トップレベル。水道料金も安く同76位となっている。

4位以降は、大阪府が続いた。西日本の中心都市・大阪市、鉄道の延伸など整備が進む箕面市、大阪市のベッドタウンとして発展してきた吹田市となっている。10位以内に京都府から唯一ランクインしたのは福知山市。山林も多いが、府内有数の内陸型工場団地を有する工業都市の側面も持つ。また京都府は、上位50位全体で見ると15市中10市がランクインした。

(※外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください)

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