福士蒼汰「人気に実力伴わなかった」葛藤を経た今 長年勉強している英語を使い海外作品にも挑戦

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――役者生活の前半と後半での心境の変化には、きっかけや転機があったのですか?

時間だと思います。20代前半までは、プライベートの時間があまりない7年間でした。そこから5年間くらいは自分の時間を作るようにして。自分を見つめる時間ができたことで、心の余裕ができました。役者として止まっていた成長が、一気に押し寄せて流れてきたように感じます。

自分が幸せかどうかが大事

――充実した生活を手にして、仕事もいい方向に変わったんですね。

僕にとってはお仕事が充実していることだけではなく、自分が幸せに生きているかが圧倒的に大事。20代前半は仕事のほうにスイッチが入りすぎていたので、後半に入ってからのほうが、人生においての幸せを感じます。

――仕事も生活も充実させた20代後半で、幼いころからの夢である海外進出を実現させました。

海外に挑戦したい気持ちの一方で、日本でも今までと同じようにお仕事をがんばりたい気持ちがずっとあったので、なかなか海外へ踏み出せなかったこともありました。でも、周囲の方にサポートいただいたおかげで、今回夢を実現させることができました。

福士蒼汰(撮影:今井康一)

――30代での俳優業の次のステップは意識したのでしょうか?

僕自身は30代に入ることをそんなに意識していないのですが、あえて言うなら、20代の最後に今作の出演が決まって、その先の二歩目、三歩目をどんどん進めていきたいなと思っています。今回の第一歩を無駄にしないように動いていきたいという30代になると思います。

――中国語も勉強されているそうですね。

中国語を勉強していた時期もあります。最近はアジアもエンタメ業界が盛り上がっていて、おもしろい作品がたくさんありますよね。中国語はなかなか難しいのですが、また勉強したいなと思います。

――ご自身が海外作品に参加するのと同時に、日本の作品がもっと海外に出てほしいという思いもありますか?

日本の役者が海外でも挑戦できる道を作っていくうちの1人になれればいいなと思っています。

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