「灘から4浪で立命館に進学」彼が陥った深い闇 どんな経験でも、すべて生きるうえで役に立つ

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中学校から高校へと進学しても、成績が上がることはなかったようです。

「1日数時間だけ勉強をして、あとは遊んでいましたね。親が医者だったので京都大学の医学部を志望校に設定したのですが、ずっと模試ではE判定。初年度はセンター試験で8割を切ってしまいました。京都大学医学部に出願して、落ちてしまいました」

こうしてリプトンの人さんは浪人を決断します。浪人しようと思った理由は「働きたくなかった」ことが大きかったようです。

「親が医者だから医学部に受かるまでは勉強しようという感じでした。1年目は代々木ゼミナールに通って勉強をしていたのですが、ネットカフェに1日中いるような日もありましたね」

プレッシャーを感じていなかった

そうした生活をしていたためか、なかなか結果には結びつかなかったようで2浪、3浪と浪人の数を重ねていってしまいました。落ちた理由に関して深く掘り下げてみたところ、「プレッシャーを感じていなかったから」だと当時のことを語ってくれました。

「2浪目以降も1浪目とはそんなに生活習慣は変わりませんでした。数時間勉強して、あとはゲームセンターやすでに大学に受かっていた友達の家でダラダラと遊んでいました。2浪目以降も医学部を受け続けたのですが、落ちてしまっていたので、3浪目くらいからは法学部も受けるようになりました。それも落ちてしまって、4浪目に突入しました」

それでも勉強を完全にやめてはいなかったために、じわじわと毎年成績は伸ばしていき、1浪目にはセンター試験が8割を超えるようになり、4浪目には88%にまで到達しました。

「この年くらいでそろそろ決めないといけないと思っていたんですが、前期試験・後期試験ともに出願した地方国公立の医学部に落ちてしまいました。でも幸い、立命館大学の法学部にセンター利用(※センター試験の成績だけで合格判定する入試)で合格したので、そちらに進学しました」

4年続いた浪人生活を終え、立命館大学に進学したリプトンの人さん。

大学に入ってからは、当時流行していたニコニコ動画にピアノの演奏や楽器の練習の動画をあげていたそうです。

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