レッド吉田が「大家さん」になった意外なきっかけ 不動産投資始めて12年で3軒に投資、その極意とは

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レッド:玉川さんのお話をうかがっていると、ぼくの投資なんか参考にならないと思いますけど、最初は、桜新町の土地を買って、そこにアパートを建てました。

最初にお話ししたパパ友のデベロッパーに「格安の物件がある」と勧められて、駅近の50坪の土地を8300万円で購入して、パパ友の会社にお願いして、当時はやっていたロフト付きの8部屋のアパートを6400万円で建てました。今考えると、建築費は割高だったと思います。

購入資金は最初金利4.5%で、2年目からは3.5%に下げてもらいました。フルローンで月60万円の返済でした。収入は1部屋10万円の8部屋で、80万円です。ローンを払って維持・管理費を引かれたり、税金を取られたりで、いくらも残りません。空き部屋が出たりしたら最悪です。利回りを計算したら4%そこそこでした。

結局、桜新町のアパートは、買い手がついたので数年後に1億6800万円で売却しました。税金をかなり支払ったので、ほとんど儲けはありませんでした。

玉川:とんとんで済んでよかったですね。

上級者向けの物件にも投資するレッド吉田さん

レッド:ええ、勉強だと思うことにしました。実は、その間に、世田谷区に借地権付きの築49年の古い住宅を1000万円で購入しました。半年前は1500万円だったという話を聞いて、いけるかなと。

玉川:上級者向けの投資ですね。

(撮影:佐々木仁)

レッド:そうなんですか。再建築不可の物件だったので、お化け屋敷みたいだった家屋を1500万円かけて、女性専用の6人で住む家具付きのシェアハウスにリフォームしました。その物件は今も持っています。家賃5万円で月30万の収入があります。一戸建てだったら家賃20万では貸せないと思ったので、当時はやっていたシェアハウスにしたんです。今年で8年目です。

玉川:結構、長いですね。

レッド:そうなんですか。それから、つい最近、川崎大師駅から徒歩1分の大型分譲マンションの一区分を購入しました。こちらも築45年ぐらいで45平米です。借家人が住んでいる状態で所有権だけの移転なのでリフォームの必要はなく、家賃は8万円です。

価格は1000万円ですが、知り合いの不動産屋さんと折半で投資額は500万円です。家賃収入も折半で年間50万円弱ですが、維持・管理費や税金を引かれてもかなりの利回りなると思います。どうですか。ぼくの投資、100点満点で何点ぐらいもらえますか。

(構成:岩本宣明)

後編:『「不動産」を甘く見る人が知らない一番のリスク~レッド吉田の投資を専門家が採点「まさかの0点!?」』へ続く

レッド吉田 お笑い芸人

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れっど よしだ

1965年京都府生まれ。1983年「第65回全国高等学校野球選手権大会」出場。ゴルゴ松本とともにお笑いコンビ・TIMを結成。趣味はMLB観戦。5児の父で不動産(大家さんとしてアパート経営中)

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玉川 陽介 コアプラス・アンド・アーキテクチャーズ代表取締役

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たまがわ ようすけ / Tamagawa Yosuke

1978年神奈川県生まれ。学習院大学卒業。コアプラス・アンド・アーキテクチャーズ株式会社代表取締役。大学在学中に統計データ処理受託の会社を設立。同社を毎年増収増益で成長させ、2006年に売却。その資金で本格的に投資を始める。その後、国内外で不動産投資と証券投資を幅広く行う。自らの投資収益を主たる収益源としながら、経済誌への記事執筆も行っている。過去に学習院さくらアカデミー講師ほか金融経済の講演を開催。『不動産投資一年目の教科書』(東洋経済新報社)をはじめ、金融商品分析や不動産投資に関する著書は計14万部を超えるロングセラーとなる。近著に『Excelでできる 不動産投資「資産管理」のすべて』(技術評論社)

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