レッド吉田が「大家さん」になった意外なきっかけ 不動産投資始めて12年で3軒に投資、その極意とは

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玉川:投資信託や社債などいろんな投資を渡り歩いて、大損したり儲けたりして、ほかに何かいい資産はないかと探してたどり着いたのが不動産だったという感じです。

私は学生時代に起業して、結構、成功しました。情報処理受託といって、役所や大企業のデータ処理を請け負う会社です。パソコンでメールが送れると「すごい」と感心されていた時代ですから、仕事はいくらでもありました。23歳の時に年収1500万円を超えました。

会社は10年近くやっていましたが、2000年代に入ってITバブルの全盛期に、買いたいという人がいたので、2億5000万円で売却しました。

なぜ不動産だったのか?

レッド:2億5000万円ですか。ジョブズですね。全額、入るんですか。

不動産投資家の玉川陽介さん(撮影:佐々木仁)

玉川:私が株の100%を持っていたので全額です。税金は払いましたが、残りを元手に投資信託を始めました。最初は調子が良くて、2年で3億5000万円ほどに増えましたが、2008年の世界金融危機で1億円に減ってしまいました。元手は2億円です。困りました。

なんとか取り戻そうと次に始めたのが社債です。金融危機の脱却局面で社債は真っ先に回復し、損失の多くを取り戻しました。しかし、それがいつまでも続くはずもなく社債への投資はすぐにうま味がなくなりました。そこで、もっといい運用資産はないかと探していて、不動産にたどり着いたわけです。2011年ごろです。

お笑いコンビTIMのレッド吉田さん(撮影:佐々木仁)

レッド:どうして不動産だったんですか。

玉川:いちばんの理由は、いろいろ研究して、利回りが一番良かったからです。2013年の「異次元の緩和」(※日銀の金融緩和政策。これにより不動産価格が上昇した)の前で、不動産価格が割安だったということもあります。当時の不動産価格は、1990年代のバブル崩壊で暴落したままでした。

レッド:30棟の物件って、規模が大きすぎて全然、イメージできませんけど、なんか、独特のノウハウとかがあるんですか。

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