初めてのレースは1964年、ホンダF1参戦の軌跡 写真で振り返る、これまでのホンダF1参戦

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3 ✎ 4
拡大
縮小
第1期のホンダのF1マシン
第1期の活動期におけるF1マシン第2号「Honda RA272」(写真は2013年撮影、撮影:山内信也)
この記事の画像を見る(12枚)

2023年5月24日、ホンダは5度目となるF1参戦を発表した。遡ること約60年前、ホンダがF1の出場を宣言したのは1964年1月。

このときは参戦2年目にして快挙を果たす。1965年10月24日、最終戦のメキシコグランプリでリッチー・ギンザー氏が乗る「Honda RA272」が初勝利を挙げた。

「いちばん困難な道を歩く」

本田宗一郎氏はこの初優勝を受けてこう語っている(ホンダの50年史から抜粋)。

「われわれは、自動車をやる以上、いちばん困難な道を歩くんだということをモットーでやってきた。勝っても負けてもその原因を追求し、品質を高めて、より安全なクルマをユーザーに提供する義務がある」

「そして、やる以上、いちばん困難な道をあえて選び、グランプリレースに出場したわけです。勝っておごることなく、勝った原因を追求して、その技術を新車にもどしどし入れていきたい」

創業者の本田宗一郎氏
創業者の本田宗一郎氏。写真は1969年撮影(写真:週刊東洋経済編集部)
次ページF1第2期は黄金時代
関連記事
トピックボードAD
自動車最前線の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT