「男の気持ちにもなって」成婚できない彼のぼやき デート代・食事代を払うも「交際終了」で水の泡

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「遠出したら、1日一緒にいることになる。時間もお金も使って結局お断りが来たら、がっかりしてしまいます。遠出はやめて、やっぱり都内の食事のデートにしたほうが無難かな」

そうこうしているうちに4回目のデートを前にして、よしみの相談室から「交際終了」の連絡が来た。相談室からの終了理由には、こう記されていた。「真剣交際を打診されて進むかどうかを考えたときに、まだそこまで気持ちが育っていない。その答えを今出さないといけないのなら、ここで交際を終了しようと思ったようです」。

交際終了がきたことを伝えると、としやはガックリと肩を落として言った。

「またダメでしたか。こんなことは言いたくないけど、女性は“気持ち”ばかりを優先させていますが、デートの度に散財している男の気持ちにもなってほしいです。今回も、有名焼肉店に行ったり、ホテルでアフタヌーンティーをしたり、それはすべて女性からのリクエストでした。車で出かければ、ガソリン代や駐車場代もバカにならないじゃないですか!」

婚活は最も利益率の悪い投資?

“結婚”という結果に結びつくなら、デートで使うお金は生きた投資となる。しかし、“交際終了”が来た途端、それは水の泡となる。“婚活は、最も利益率の悪い投資だ”と言った男性会員もいたくらいだ。

そこで、婚活男性にアドバイスしたい。

毎日LINEを入れる、週に1回はデートを企画してリアルに会うというのは、婚活で結婚をしていくには、とても大切なことだ。ただ、これらは、婚活をうまくいかせるためのアクションにしか過ぎない。

“結婚”という結果が得たいがために、着実にタスクをこなすような行動をしていても、それは結婚には結びつかない。そこが仕事とは違うところだ。感情を優先させる女性だから、難しくなる。女性は、自分のことを理解してくれる人、気持ちに寄り添ってくれる相手を探しているのだ。

清潔感は大事だが、イケメンである必要はない。デートで行く店も見栄をはって有名店や高級店に行く必要もない。身の丈の店でいい。その身の丈の店を、「こんな店しか知らないのね」という女性は、そもそもあなたの結婚相手ではないのだから。

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誠実で謙虚を心がけ、女性の話をきちんと聞き、気持ちに寄り添いながら婚活を前に進めていく。アクティブに行動しながらも、そこに着眼したほうが婚活はうまくいく。

そして女性たちは、“自分のことをわかってほしい”と、共感ばかりを求めるのではなく、男性が頑張っていることを認めてあげる、受け入れてあげる大きな器を持ってほしい。

鎌田 れい 仲人・ライター

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かまた れい / Rei Kamata

雑誌や書籍のライター歴は30年。得意分野は、恋愛、婚活、芸能、ドキュメントなど。タレントの写真集や単行本の企画構成も。『週刊女性』では「人間ドキュメント」や婚活関連の記事を担当。「鎌田絵里」のペンネームで、恋愛少女小説(講談社X文庫)を書いていたことも。婚活パーティーで知り合った夫との結婚生活は19年。双子の女の子の母。自らのお見合い経験を生かして結婚相談所を主宰する仲人でもある。公式サイトはコチラ

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