「圧倒的に信頼される人」が相手に使わない言葉 科学が証明「モチベーションを高める」伝え方

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相手を思考停止させず、気持ちよく動いてもらえるとっておきの言葉とは(写真:Graphs/PIXTA)
いつの時代も、スターの後ろには信頼できるリーダーがいます。先のWBCでも、選手たちから「監督のために頑張りたい」という言葉が多く飛び出し、信頼されるリーダーの存在がチームを強くするということが証明されました。では、具体的にどうしたらよいのか。エビデンスに基づいた気持ちよく「人を動かす」ための伝え方を、コピーライター川上徹也氏の著書『面倒なお願いでも、気持ちよく相手に届く伝え方は? 人を動かす伝え方50の法則』から一部引用・再編集してお届けします。

「いいからやれ」は相手を思考停止させる

はじめて部下を持ったとき、リーダーに抜擢されたとき。

やる気に満ちあふれて、ついたくさん部下に指示を出してしまうかもしれません。

ですが、問答無用で「いいからこうしなさい」と言ってしまうのは要注意。

相手の考えを聞かないまま、「これをやりなさい」「こう考えなさい」と押し付けるのはキケンです。

こう言われた相手は、自分で考えることをやめてしまいます。高いモチベーションとは程遠く、まるで石のように動かなくなってしまうのです。

では、どうしたらいいのでしょうか。

そんなときに役立つ、とっておきの一言があります。

ウエスタンイリノイ大学のクリストファー・カーペンターが、42の心理学研究から導き出した方法です。

会議や交渉などで相手に対してなにか行動や回答を求めたあとに、ある「たった一言」を付け加えるだけで、相手が「イエス」と答える確率が2倍に上がったのです。

その一言とは、「でも、あなたの自由です(But you are free)」という言葉です。

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