フォロワー数日本一!TikToker「バヤシ」は何者か カキンもヒカルもかなわない、飯テロ動画の主

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確かに僕の動画をまねされることも増えてきましたが、差別化というのはあまり意識していません。僕自身、トレンドをリサーチしたりアイデアを考えたりすることが、何よりも楽しい。楽しんでいればおのずと撮影や編集の技術も向上するし、クリエイターとしての個性も磨かれていくと思っています。

──ズバリ、今の主な収益源は? 今後の目標はありますか。

3月15日にはデリバリー店舗を新宿区神楽坂にオープンした。写真は「バヤシの飯テロ超チキンカツサンド」(写真:バヤシ氏提供)

現在はYouTubeを中心にスナップチャットなどSNSでの広告収入がメインです。TikTokを機に、コカ・コーラなど多くの大企業や地方自治体から、タイアップの案件もいただいています。そのほかオリジナルグッズ販売、さらに最近では「飯テロ超チキンカツサンド」のデリバリーサービスも新宿区神楽坂で始めました。

目標というより、今後はフォロワー数を増やすこと自体を楽しみながら、「1日1投稿」を継続することです。その結果として、フォロワー5000万人、6000万人と数字をクリアしていきたい。いつかは夢の数字である1億人の景色も見てみたいですね。

始めは小さくてもいいので結果を出す

──バヤシさんのようにその分野で突き抜けるには何が必要ですか。

1つはとにかく、PDCAを速く、小さく回して失敗を重ねること。年齢とともに失敗を恐れ行動をためらいがちですが、失敗しないと経験値は上がりません。

もう1つは小さくてもいいので結果を出すこと。トレーナー時代、例えば2カ月のダイエットでも「まず1週間で5㌔㌘減」と目標を決め、結果を出すことを意識していました。結果こそが継続の最大のモチベーションになります。

そのためにも、自分が好きなこと、楽しいと思えることを選択するのが大切。好きだからこそ、継続への覚悟も生まれるのではないでしょうか。

堀尾 大悟 ライター

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ほりお だいご / Daigo Horio

慶応大学卒。埼玉県庁、民間企業を経て2020年より会社員兼業ライターとして活動を開始。2023年に独立。「マネー現代」「NewsPicks」「新・公民連携最前線」などで執筆。ブックライターとしても活動。

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大野 和幸 東洋経済 記者

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おおの かずゆき / Kazuyuki Ohno

ITや金融、自動車、エネルギーなどの業界を担当し、関連記事を執筆。相続や年金、介護など高齢化社会に関するテーマでも、広く編集を手掛ける。

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