フォロワー数日本一!TikToker「バヤシ」は何者か カキンもヒカルもかなわない、飯テロ動画の主

拡大
縮小

そこからTikTokの投稿を続け、フォロワー数は50万人になりました。が、手応えを感じていた2020年1月、海外の詐欺にだまされ、TikTokとYouTubeのアカウントを乗っ取られたのです。TikTokはパスワード変更で取り返せましたが、YouTubeは戻りませんでした。

YouTubeからTikTokに100%振り切る

これを機に「TikTokに100%振り切ろう」と覚悟が生まれたんです。翌日から動画を毎日投稿。フォロワーは100万、200万と増え、2021年10月に1000万人を達成しました。レシピ本や講師の依頼も増えました。

動画はつねに一発撮りが基本。黒手袋とそしゃく音はバヤシ氏の動画の特徴だ(写真:公式TikTokより)

──2023年2月にTikTokのフォロワー数が日本一になりました。短期間で成功できた要因は。

世間でショート動画が流行し始めたタイミングでTikTokに参入したラッキーな一面もあると思います。でもいちばんの要因は動画の投稿を毎日続けたこと。今も投稿を欠かしていません。

投稿を続け、PDCA(計画・実行・評価・改善)を回しながら失敗と成功を繰り返し、少しずつコンテンツの精度を高めていきました。結果が4700万人という数字につながったと思います。

──しかし、毎日投稿するのは大変なのでは。競合相手も増えていますが、差別化のポイントは何ですか。

基本的には僕1人で企画から撮影、編集まで行っているので、確かに大変です(笑)。でも、僕にとってはフォロワー数が「報酬」。もっと驚かせよう、楽しませようという気持ちがあるから、毎日の投稿を続けられています。

次ページ収入源は広告収入のほか、企業案件も
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT