「武道館は目指さない」"11年目アイドル"驚く挑戦 「辛すぎる過去を越え…」彩瀬千聖が目指す世界

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アイドルデビューは2012年11月。高校1年生の頃。

地元、福岡で「ご当地アイドル」の先駆けとして人気を博していたアイドルグループ「HR」のオーディションを受けたのがはじまりだった。

応募総数400名以上。そこから公開オーディションで40名以上の女の子たちと競い合い、合格したたった11名のうちの1人に。

「HR研究生」という肩書でアイドル人生がスタートした。

福岡時代を懐かしくも時折寂し気に振り返る(撮影:冠野亮太)

ひとりダンスの練習に励んだ

「そもそも最初からアイドルでメジャーに行こうとかそんなことは思ってなくて、お父さんが勝手に応募して本当は芸人になりたかったんです」

当時の彩瀬はAKB48が好きではあったものの、自ら「アイドルとしてこうなりたい」という強い目標があるわけではなかった。

オーディションを受けたのも、アイドル好きの父親が応募したからという、昭和アイドルの芸能界入りによくありそうな理由からだ。

当然、歌やダンスの下地があるわけでもなく、レッスンでも他のメンバーよりも劣っていることを日々痛感。「少しでも上手くなりたい」と専用劇場に明け方から入り、ひとりダンス練習に日々励んでいた

努力の甲斐あって徐々に上達し、先輩メンバーの輪にも入れるようになってきた頃、「最初のトラブル」に巻き込まれる。

当時の社長、運営マネージャーとメンバー間の問題だった。彩瀬曰く運営をとてもではないが信頼できなくなることがあったという。

結果、志半ばで活動を辞退わずか半年あまりでグループを去ることになった。

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