「やる気がない子」の親がしてしまってる3大NG言動 プレッシャーや義務感は逆効果でしかない

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結果は良い結果もあれば悪い結果もあります。良い結果であればいいのですが、悪い結果だとほめることができません。それよりも「勉強できていた」「しっかり練習していた」という行動に関心をもって伝えて上げて下さい。

ただ、行動できていないケースはどうしたらいいでしょうか。その際は、「そうか」と一旦受け止めてから、何が障害になったのかを質問していくといいですね。

実は、行動しない理由は、行動後の結果について肯定的に思えていないか、行動しなくても困らない(現状を変えないことを脳が快と判断している)からです。

そんなときは、「このまま行動しなかったらどうなる?」という問いかけをしてみます。これを「恐怖の問いかけ」と呼んでいます。これは、どんなデメリット(悪いこと)があるのかを気づかせるための問いかけになります。

そして、回答に対して「そうなったらどうなる?」と追い打ちをかけます。最悪のシナリオを描かせるのです。

その上で、「行動したらどんな良いことがあると思う?」と問いかけます。これを「願望の問いかけ」と呼んでいます。

これは、行動することでどんなメリット(良いこと)があるのかを気づかせるための問いかけになります。今度は、実現して喜んでいる将来のシナリオを描かせるのです。

恐怖と願望の2つの問いかけをかけあわせましょう。そうすることで「惨めなのは嫌だ。絶対にやってやる!」といった感情のレバレッジを働かせることができますよ。

こどもと向き合い、変化に気づいてあげて

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こどもは周りの人の影響を強く受けます。

親や指導者のサポート次第で、良い方向にも悪い方向にも行ってしまいます。

「すごい才能があったのに、あの指導者によってつぶされた……」「悪い子じゃなかったのに、親の影響でグレてしまった……」よく聞く話ではないでしょうか。

親や指導者がこどもをよく見て、その場面によって適切な言葉がけをしなければいけません。

こどもと向き合い、変化に気づいてあげてください。

過剰なサポートは禁物ですが、苦しそうならサポートしてあげてください。

そのために、ベストな言葉がけ、ベストなアプローチ法を身につけていきましょう。

こどもとあなた自身がともに成長していき、望む結果を得られることを心よりご祈念いたします。

飯山 晄朗 メンタルコーチ、人財教育家

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いいやま じろう / Jiro Iiyama

富山県高岡市出身。石川県金沢市と東京青山にオフィスを構え、全国で活動している。メンタルコーチを務めたアスリートがリオデジャネイロ五輪で銅メダル、平昌五輪で金メダル、東京五輪で金メダルを獲得。また高校野球で、歴史的大逆転劇で甲子園出場を決める、24年ぶりの甲子園決勝進出など、その実績は数えきれない。

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