「やる気がない子」の親がしてしまってる3大NG言動 プレッシャーや義務感は逆効果でしかない

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

甲子園球児やオリンピックメダリストなどの若いアスリートの指導でも実際に用いている言葉がけです。特にこどもを持つ親御さんやこどもに関わる先生・コーチの方は、ぜひ普段から実践してみてください。

①    「やるっていったよね」「やりなさい」

例えば、こどもが野球をやっているとします。「試合でヒットを打つ」という結果をつくるために、毎日100回の素振りをすると決めたとしましょう。このまま試合の日まで放っておくと、いつの間にか素振りをしないでゲームの日を迎えてしまうことがあります。

そのときに「素振りはどうしたの?」「やるって言ってたじゃない」「決めたことはちゃんとやりなさい」などとまくし立てて、さらにこどものやる気を失わせてしまっていませんか?

義務感を感じていることは続かない

「やりなさい」と言われてやることは、すべて義務感になってしまいます。「しなければ」と義務感を感じていることは続きません。ですから、自分から「やりたい」という気持ちをつくりたいですね。

そこで、例えば1週間に1回(週末など)報告会を設定しておきます。

もし、毎日100回の素振りが1週間続いたらお祝いを決めておきます。小さなプレゼントを渡す、こどもの好きな食べ物をつくってあげる、家族みんなで笑顔で拍手をしてあげる、といったことでもOKです。

ここでのポイントは、小さなお祝いを多くしてあげるということです。お祝いの回数を増やすのです。

そのためには、無理な目標ではなくて、「素振りを100回やる」という例のように、やることを小さいものに落とし込んでおくといいですね。野球の試合に勝つ→ヒットを打つ→だから「素振りを100回やる」という風にやることをシンプルにしましょう。

こどもの行動を促すために、やっていることに関心をもち認めてあげるのは大事なのですが、やっぱり良い結果のときにご褒美があるとがんばろうというやる気につながります。

ダメ出しが習慣になっているのではなく、お祝いが習慣になるといいですね。

次ページすぐ行動できるよう、こどもの背中を軽く押してあげる
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事