「やる気がない子」の親がしてしまってる3大NG言動 プレッシャーや義務感は逆効果でしかない
こどもが「勉強がんばるぞ」「よし練習やろう」という気持ちになった際に、「いつからやる?」と聞いてみて下さい。
そうすると「明日からね」なんていう言葉が出てくることがあります。「明日からかい」ってツッコミたくなりますよね。「明日から」と行動を先延ばしにするということは、「難しい」とか、「面倒な」ことだとか感じている証拠なんですね。
特にこどもは「勉強」や「練習」に対してこのように脳が不快に感じていることが多いです。
そして、この先延ばしを繰り返すと、脳は不快の条件づけを強化していきますので、ますます「勉強嫌い」「練習嫌い」になってしまいます。「今すぐできること」を考えて、すぐに行動を始める習慣を身につけてほしいですね。そのために、やる気になり、明確になった行動が「絵に描いた餅」とならないように、こどもの背中を軽く押してあげます。
こどもを勇気づけて、行動を後押しする
最初に行動を起こすことには不安が伴うので、こどもを勇気づけて、自信を持たせます。最初の一歩を踏み出すことは、最も大きなエネルギーを必要とするからです。
その際にコーチングのスキルでもある「リクエスト」を使います。こどもを勇気づけて、行動を後押しするのです。
先の例でいうと、こどもが少しでもやる気を見せたときに、「今日からやってみようか」「お父さん(お母さん)もやるから一緒にやろう」などと、こどもが考えていることの少し上をリクエストするのです。他にも「やったら教えてね」と約束をして行動を促すのも効果的ですよ。
ただし「必ずやれよ」と命令口調になるのはNGです。義務感でやらされている感情になります。「絶対できるよ」と勇気を与えて下さいね。
実は、行動を促した後が大事なんです。
行動のフォローアップが、その後の行動を決めてしまうと言っても過言ではありません。行動できたときは、まず行動したことを認めましょう。「ちゃんとできたね」「やれると思ったよ」などと言ってあげるといいですね。
ポイントは、結果よりも行動に関心をもつということです。「成績が上がった」「試合に勝った」は、結果を評価していることになります。
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