「三日坊主になる人」は簡単な事で生まれ変われる 続けられないのは連続して休んでしまったから
なお、独立してからは勤務時間も自由時間になったので、仕事の楽しさに目覚め、日曜の夜に悲しい気持ちになることはなくなりました。今週も楽しかったな、という充実した思いで布団に入っています。
このように、意識の低い私でも、勉強は続けられました。その最大のポイントは、習慣化に成功したからです。機械のように、疑問を持つことなく決まった時間にテキストを開き、問題を解くことを繰り返して、合格に足りる実力を得られました。
続けて休んだときは、この点が問題になります。
それまで努力することが習慣だったのに、さぼることが習慣になってしまうからです。
休むことに、自分の中で正当理由ができてしまうと、より難しくなるでしょう。
自分に言い訳をする必要がなく、苦しいことから逃げるのが当たり前になります。
このように、資格試験の際は努力を続けられた私でも、他のことは続けられません。
特別な人を除いて誰もが意思は弱いものであり、それを前提に努力を継続できる仕組みを作るべきです。
続けて休んでしまった場合に再開する方法
それでは、予定外に続けて休んでしまった場合に勉強を再開する方法について、具体的に考えてみましょう。
大切なのは、最初の一歩を踏み出すことです。
これが最も難しく、最も重要です。
続けて休んだことで罪の意識を感じていれば、「合格したい」という気持ちが高まり、自然に勉強を再開しているはずです。
そうなっていない場合は、とても危険な状態です。
私がランニングをやめてしまったように、やらない自己正当化の理由ができてしまっているか、努力することに心が疲れてしまい、ギブアップ寸前になっているかのどちらかです。目標が達成できない可能性がとても高くなっている状態でしょう。
その場合は、「再開する」ことに集中すべきです。
ここで始められないと、ずるずるとテキストを開くまでに時間がかかり、心がどんどんやめることに傾いてしまいます。私が最初に公認会計士試験に挫折したときも、休んでいるのに負担が増えていき、心がどんどん重く苦しくなっていきました。
「やめる」と決断してからは気持ちが一気に軽くなったものの、楽になるのは一時的です。その後、目標としていた資格を目にするたび、心にとげが刺さったように、苦しい気持ちを感じてしまいます。