「部下が育たない上司」は3つの事ができていない 「育てないほうが育つ」という目から鱗な事実
うまくいかなかったときには、それでも良い部分がなかったかを探します。「計画自体は良かった」「目のつけどころは良かった」「やろうとした姿勢は良かった」など、何かしら良かったことを褒めてください。
この褒めがないと部下は育ちません。自分で考えて行動できない人は、自信がないわけですから、上司からやり方を教えてもらえず、自分で考えてやってみたら、いっさい褒められず叱られる。これでは、さらに自信をなくすだけです。
どんな些細なことでもいいので、少なくとも「自分で考えて行動したこと」は褒めてあげましょう。
この小さな褒めが、大きな違いを生みます。
そのうえで、「どうしたらうまくいったと思う?」「他にどんなやり方があったかな?」「○○は調べてみた?」「○○さんには聞いてみた?」と、あくまでやり方を教えず、次に向けて考えさせます。
一度、自分で考えて、行動して成果をあげることができた部下は、しだいに指示をあおがなくて済むようになります。
自分で考える力を身につけさせることが大切
このアプローチ方法は、やり始めこそ手間がかかります。
大変だと感じると思いますが、これが1ヶ月、2ヶ月と続けていくと、部下はみるみるたくましくなります。仕事のゴールさえ伝えれば、自分で考えて成果を出すようになり、見違える成長を遂げます。
仕事を丸投げするのではなく、ゴールを共有し、やり方は考えさせ、うまくいったら褒め、うまくいかなくても良い部分を褒め、うまくいかなかった部分を考えさせる。
決して難しいことではありませんが、実行できている人は少ないのです。
教えない、育てない。
すると、部下は勝手に育ちます。部下は、育てるのではなく、育つ。ぜひ覚えておいてください。
アルファポリスビジネスの関連記事
上司1年目から部下がぐんぐん成長する3つの方法
「上司ガチャにハズれた」と言わせない3つの方法
「部下が何を考えているのか分からない…」残念なリーダーに欠けている3つの視点
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら