「部下が育たない上司」は3つの事ができていない 「育てないほうが育つ」という目から鱗な事実

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「部長は費用対効果を気にしていたから、費用対効果がわかるものにしてほしい」など、目指すゴールを伝えていき、では、どうやって費用対効果がわかる資料を作るのか、どうやって承認をとる状態を勝ちとるのか、そのやり方は部下自身に考えさせます。

やり方がわからない部下は、困って質問してくるでしょう。「どうしたらいいでしょう?」と。

しかしここが踏ん張りどころです。

②「やり方」を質問してきたら、自分で考えさせる(教えない)

指示待ち状態になってしまった部下は、自分に自信がありません。

不安なのです。

自分が考えたやり方で仕事をして、上司に怒られるのが耐えられません。本当は自分で答えを見つける力があったとしても、上司に確認をとらずにいられないのです。

多くの上司は、ここでうっかり、やり方を教えてしまうわけです。

部下が何度も上司に確認に来てしまう理由

つい自分が教えたほうが早いと思ってしまい、口を出してしまいます。
しかしここでやり方を教えれば、あなたの部下は次回もあなたの指示をあおぎ、迷えばそのつど確認をとりに来ます。

長い目で見ると、非常に効率が悪い育成になってしまうのです。

「どうしたらいいと思う?」「○○を調べてみたらどうだろう?」「○○さんに聞いてみたら?」などと質問を投げかけながら、部下自身に考えさせましょう。

③「良い部分」を褒め、「悪い部分」はもう一度考えさせる

やり方を教えず考えさせていると、部下から「こういうやり方はどうでしょう」と自分でやり方を見つけるタイミングが出てきます。

それでうまくいきそうならそのままやらせ、褒めてあげましょう。

問題は、うまくいかなかったときです。

できなかったことを責めたり、叱ったりすると、せっかく自分で考えたのに叱られたということで、部下はそのあと自分で考えようとしなくなってしまいます。

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